2013年 03月 28日
書評:なぜ税理士は経営者の期待に応えられないのか |
おはようございます。
エンハンスコンサルタントの前田和人です。
素敵な書評が届きました(^^)
嬉しいですねぇ
自分ではよくわからないんですが
これ読むと著者冥利に尽きる!
(タイトル)
【お金を税理士に任せているので大丈夫!な経営者さんと現状を打開したい税理士さん…そんな方に読んでほしい!】
会社経営にとって税理士はきっても切れない関係にある。
タイトルが挑戦的な感もあるが、それだけ士業には誇りを持っていただきたいと言う著者のメッセージだと思う。
以下私なりに感じまとめてみたこと3つの目線で記してみる。
【税理士の目線から】
本書にて何度も触れているが、税理士業は国家資格・士業であるにも関わらず顧客獲得に熾烈を極めているようだ。
その中で健闘されている税理士や、税理士法人も当然あり、これからの生き残り戦略となるヒントが随所に見受けられる。
著者はただ税理士業界を批判しているわけではなく、顧問先企業と「同床異夢」の先細り状況に陥らないためにも…
と書き綴ったような感覚を私は覚えた。
顧問先の業種を確実に把握し、円滑なビジネスマッチングが構築できる…
税理士業は創造的かつファンタスティックで楽しいことも本書では綴っている。
【経営者の目線から】
数々の税理士にまつわる勘違いエピソードは一見の価値があるだろう。
元融資担当銀行マンの経験実績があるからこそ書ける内容だけに、この真実味は計り知れない。
同じような症状があれば経営者は今一度税理士と向き合うことにしたほうがよいのは間違いない。
判断となる物差しは「税理士さんは銀行からお金を取ってこれますか?」だ!
だが本書で言いたいことは、根本は税理士の怠慢もさることながら、
経営者の勘違いが引き起こしている事を注意喚起してくれているように思う。
経営者・役員が事業を今年度はどのように進めたいか、拡大したいかを区切りごとにしっかり説明していないのである。
申告グレーゾーンもたくさんあり、毎年税務調査官によって見解も異なる。
税理士に対しての説明不足や価値観・情熱の相違から、歪みが起きるのは人材育成も会社成長も同じことだろう。
税理士をお金の専門家、経営コンサルの一部と思いこみ、安心しきっている経営者こそぜひ読んでいただきたい。
「税金を払わずにお金を借りたい」という虫のいい話はどこにも落ちていないことを肝に据えるべきだと感じた。
本書は2時間少々でそれを教えてくれる!
【元融資担当銀行マンの目線から】
本書が秀逸なのは本当にココからである。
つまり、借りたいときに借りられる決算書を正しくつくろう!という方法を上記両者の視点から描かれている。
税務署でYES!銀行ではNO!と言われない決算書の手法が見どころである。
それはかつてのルール違反のズルイ方法でなく、本書では税理士による積極的な経営サポートの原則によるものと言い切っている!
銀行へ一緒にいく税理士さんがいるのはあたりまえではないのか?
銀行マンの金融審査スキル低下を、勘案して対応する税理士さんがいてくれたらどれだけ心強いか!
そして、さらに税理士さんがつくる決算書でなく、最終的に銀行側が思案した決算書で、
融資が決まることは当然といえばさみしいが、目から鱗だった。
私は経営者でなくても、一介の営業マン、ビジネスマンであれば経営者とのコミュニケーションツールとして
このくらいの知識は持って置いて損は無いと感じた。
また企業のマネージャー、管理者クラスも知っておいていただきたいと思う。
なぜなら企業はそれこそお金の波で成長戦略が見えてくるからだ。
経営者、役員との波長が重なればそれこそストレスフリーの状態になるであろう。
【最後に…】
私が言いたいことはゴシップ誌のような税理士業界の批判では絶対にないということだ。
日本の9割以上を占める中小企業の今後を憂うために、今著者は警鐘を鳴らしているのである。
2012年度からの中小企業会計ルール(中小会計要領)も織り込んでいる。
ネタバレの為深くは掘り下げないが、
これを理解し統一した対応が税理士とできればスピーディーな事業展開も財政改善もできる。
これがスタンダードになることで、税理士側・経営者側が課題点も明確になり、融資もうけやすくなる。
さぁ、明日は顧問税理士へ連絡して何を求めるかを伝えよう!さらに夢を伝えよう!
なぜなら、「税理士業務はあなたの求めに応じ」税務相談ができるからだ。
そしてその出てきた案件をあなたのすべての責任において「ジャッジ」しよう!
そうすることでやっとタイトルに戻るが
「税理士は経営者の期待に応えることができる」のである!
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エンハンスコンサルタントの前田和人です。
素敵な書評が届きました(^^)
嬉しいですねぇ
自分ではよくわからないんですが
これ読むと著者冥利に尽きる!
(タイトル)
【お金を税理士に任せているので大丈夫!な経営者さんと現状を打開したい税理士さん…そんな方に読んでほしい!】
会社経営にとって税理士はきっても切れない関係にある。
タイトルが挑戦的な感もあるが、それだけ士業には誇りを持っていただきたいと言う著者のメッセージだと思う。
以下私なりに感じまとめてみたこと3つの目線で記してみる。
【税理士の目線から】
本書にて何度も触れているが、税理士業は国家資格・士業であるにも関わらず顧客獲得に熾烈を極めているようだ。
その中で健闘されている税理士や、税理士法人も当然あり、これからの生き残り戦略となるヒントが随所に見受けられる。
著者はただ税理士業界を批判しているわけではなく、顧問先企業と「同床異夢」の先細り状況に陥らないためにも…
と書き綴ったような感覚を私は覚えた。
顧問先の業種を確実に把握し、円滑なビジネスマッチングが構築できる…
税理士業は創造的かつファンタスティックで楽しいことも本書では綴っている。
【経営者の目線から】
数々の税理士にまつわる勘違いエピソードは一見の価値があるだろう。
元融資担当銀行マンの経験実績があるからこそ書ける内容だけに、この真実味は計り知れない。
同じような症状があれば経営者は今一度税理士と向き合うことにしたほうがよいのは間違いない。
判断となる物差しは「税理士さんは銀行からお金を取ってこれますか?」だ!
だが本書で言いたいことは、根本は税理士の怠慢もさることながら、
経営者の勘違いが引き起こしている事を注意喚起してくれているように思う。
経営者・役員が事業を今年度はどのように進めたいか、拡大したいかを区切りごとにしっかり説明していないのである。
申告グレーゾーンもたくさんあり、毎年税務調査官によって見解も異なる。
税理士に対しての説明不足や価値観・情熱の相違から、歪みが起きるのは人材育成も会社成長も同じことだろう。
税理士をお金の専門家、経営コンサルの一部と思いこみ、安心しきっている経営者こそぜひ読んでいただきたい。
「税金を払わずにお金を借りたい」という虫のいい話はどこにも落ちていないことを肝に据えるべきだと感じた。
本書は2時間少々でそれを教えてくれる!
【元融資担当銀行マンの目線から】
本書が秀逸なのは本当にココからである。
つまり、借りたいときに借りられる決算書を正しくつくろう!という方法を上記両者の視点から描かれている。
税務署でYES!銀行ではNO!と言われない決算書の手法が見どころである。
それはかつてのルール違反のズルイ方法でなく、本書では税理士による積極的な経営サポートの原則によるものと言い切っている!
銀行へ一緒にいく税理士さんがいるのはあたりまえではないのか?
銀行マンの金融審査スキル低下を、勘案して対応する税理士さんがいてくれたらどれだけ心強いか!
そして、さらに税理士さんがつくる決算書でなく、最終的に銀行側が思案した決算書で、
融資が決まることは当然といえばさみしいが、目から鱗だった。
私は経営者でなくても、一介の営業マン、ビジネスマンであれば経営者とのコミュニケーションツールとして
このくらいの知識は持って置いて損は無いと感じた。
また企業のマネージャー、管理者クラスも知っておいていただきたいと思う。
なぜなら企業はそれこそお金の波で成長戦略が見えてくるからだ。
経営者、役員との波長が重なればそれこそストレスフリーの状態になるであろう。
【最後に…】
私が言いたいことはゴシップ誌のような税理士業界の批判では絶対にないということだ。
日本の9割以上を占める中小企業の今後を憂うために、今著者は警鐘を鳴らしているのである。
2012年度からの中小企業会計ルール(中小会計要領)も織り込んでいる。
ネタバレの為深くは掘り下げないが、
これを理解し統一した対応が税理士とできればスピーディーな事業展開も財政改善もできる。
これがスタンダードになることで、税理士側・経営者側が課題点も明確になり、融資もうけやすくなる。
さぁ、明日は顧問税理士へ連絡して何を求めるかを伝えよう!さらに夢を伝えよう!
なぜなら、「税理士業務はあなたの求めに応じ」税務相談ができるからだ。
そしてその出てきた案件をあなたのすべての責任において「ジャッジ」しよう!
そうすることでやっとタイトルに戻るが
「税理士は経営者の期待に応えることができる」のである!
iPhoneからの投稿
by kazutomaeda
| 2013-03-28 05:54
| 書評